ネットクリーニングのトラブルを避けるにはどうすればいい?
宅配業者に集荷してもらうことで、家から一歩も出ないでクリーニングに出せる宅配クリーニングは、かなりの人気になっていますね。
たくさんの洗濯物がある場合、近所のお店まで運んでいくのはとても大変なので、非常に便利なサービスです。
一方で、ネットサービスならではのトラブルや苦情が報告されているのも事実です。取り上げられているのはあくまで一部の事案ではあるのですが、トラブルやクレームを新聞やテレビで目にしたり耳にしたりすると、大丈夫なのかなと不安に感じてしまいますよね。
そこで、ネットクリーニングを利用するにあたって、トラブルをできる限り避けるためのポイントをまとめてみました。これから初めて宅配クリーニングを利用しようと考えている場合は、ぜひ参考にしてみてください。
宅配クリーニングを上手に活用する6つのポイント
宅配クリーニングを利用するに、最も気になるのは破損や紛失ではないでしょうか。
滅多に起こるものではありませんが、それでも、万が一悪質なお店だったらトラブルが発生しても、取り合ってもらえない可能性もあります。
そのため、宅配クリーニングを利用する際は、賠償基準に基づき補償をちゃんとしてくれるところを選ぶようにしましょう。
ちゃんとしたお店では、全国クリーニング環境衛生同業組合連合会の『クリーニング事故賠償基準』に基づいて、補償をしてもらえます。
例えば紛失の場合は、ドライクリーニングならクリーニング料金の40倍、ランドリーならクリーニング料金の20倍が目安です。
あくまで目安のため、各社で異なる可能性があります。その他、細かい規定については各社ホームページに掲載されているので、心配な場合はチェックしてみましょう。
集荷をお願いする前に、同梱する洗濯物のメモを残したり、写真を撮っておくと安心です。
悪質なケースでは、衣類を受け取っていないなど、しらばっくれる事例も報告されています。そんな時でも、メモや写真が残っていれば、交渉がスムーズにいきます。
スマホでカシャリと撮っておくと、万が一の時にも安心ですね。
洗濯物で、シミや汚れが気になっている箇所がある場合は、あらかじめ確認しておきましょう。
多くの会社ではシミや汚れは検品時にチェックしますが、やはり見落としてしまうことはあるかもしれません。メモを残しておくといいですね。
指示カードが用意されている場合は、指示カードにその旨記載すればOKです。あらかじめその場所がわかっていれば、クリーニングもスムーズに進みます。
品質に納得いかない場合は、再仕上げをお願いできるところが多いです。ただし、シミは100%必ず落ちるわけではないので、落ちない可能性もあることは心に留めておきましょう。
コートなどについているフードやベルトは、外さずに一緒に出すようにしましょう。クリーニングをすることで風合いが変わってしまう恐れがあるため、一緒に出すことで違和感をなくすことができます。
基本的なことですが、クリーニングに出す前に、スーツやズボンのポケットの中はチェックしましょう。カード類や現金、ポケットティッシュ、アメ、ガムなどが入っていたら、えらいことになります(^^;)
外ポケットはもちろん、内ポケットも忘れずに点検してくださいね。
クリーニングに出す衣類がしばらく着る予定のないものならいいのですが、近日中に着る予定がある場合は、現在の納期をちゃんと確認しておきましょう。
通常は遅くても1週間以内に届くところが多いですが、繁忙期のシーズンは1週間以上かかることがあります。
宅配クリーニングを利用する際は、余裕を持って出すようにすると安心です。
納期が通常より遅れている場合は、非常に忙しい状況ということがわかります。人の手を介するものなので、忙しい時期はミスが増えるかもしれません。急ぎでなければ、そういった繁忙期のシーズンは避けた方が無難かもしれませんね。
最後に
ネットクリーニングのトラブル報告が目立つのは、近年始まったばかりの新しいサービスだからとも言えます。では店舗ならトラブルがないのかと言えばそんなことはなく、店舗を利用した場合でもクレームの報告は数多くあるんですね。
ですので、そこまで神経質になる必要はないのかなと思います。
どうしても心配という場合は、高級な洋服は避けて、万が一事故にあっても問題ない洋服を出してみてはいかがでしょうか。一度利用してみて「ここなら安心して任せられそう」と思えたら、そのお店をひいきにしてみるのもいいかもしれませんね。